越境について

最近、不動産案件がとても多くなっています。

現在、尼崎で売却相談があり、対応を続けています。

 

そこには、築60年弱の建物が建っていました。

それを解体し、当時の資料があまりにも古かったため、

新たに測量を入ってもらったのですが、あらゆる箇所が越境しておりました。

その土地は3方道路の角地です。

つまり、3方は市道との境界ラインがあるのですが、

思った以上に道路に敷地が飛び出していました。

家の周りには雨水を流す側溝があるのですが、

その位置がぐちゃぐちゃになっていました。

 

これで、どこまで飛び出しているのか。

正しい境界ラインが分かったので、販売は可能です。

 

しかし、次に買う方は、越境は分かったけど、これを是正する必要はあるの?

その費用は?など、「?」がいっぱいになるかもしれません。

いや、ほとんどの方はならないかもしれませんが、

実は、家を建てようと思った時に確認申請というのを出して、

役所に認可をもらいます。そのタイミングで、待ったがかかる可能性があります。

 

こういった、道路に越境している土地だと、簡単に確認申請がおりない可能性があります。

今回も役所に確認したところ、おそらく是正の条件はつきますね。ということでした。

 

つまり、飛び出している側溝など工作物を正しい位置に直しなさい。

というものです。

 

これで、調査としては十分かもしれませんが、もっと安心して購入していただけるよう、

側溝の整備費用も見積り中です。

※あっ、この場合、尼崎は整備費用は利用者負担のようです。

 

ここまですれば、安心して買ってもらえるかもしれません。

 

Re Loopのメイン事業は不動産を買ってリノベーションです。

つまり、買って終わりではなく続きがあります。

買っていただいた方に、安心して住んでいただくことが仕事です。

 

不動産を売るときも同じです。買われた方の建築的な部分まで関わらせていただくかは、

分かりませんが、その方が少しでも安心して購入していただけるよう、

できるだけの準備をいたします。

 

それが、売主様の利益にもつながると思っております。

 

不動産のご相談ございましたら、お気軽にRe Loopまで。